【さんぎょうい】法令情報チェック、コーディング、資料作成

膨大な「法令情報チェック業務」を数分で。さんぎょうい株式会社が語る「HEROZ ASK」活用術

さんぎょうい 太田様八坂様

太田様(左)八坂様(右)

企業名

さんぎょうい株式会社

業種

産業医紹介と産業保健体制構築支援サービス

課題

  • 厚生労働省の法令・通達の更新情報チェックに膨大な時間がかかっていた

  • 動画コンテンツの掲載作業に時間がかかっていた

  • 会社指定AIツールを使用している中で、より業務に特化した使いやすい生成AIツールを求めていた

「HEROZ ASK」使用用途

  • 厚労省の更新情報チェックとサマリー作成

  • HTMLコーディング作業の効率化

  • 研修資料の構成・文章作成支援

近年、企業の健康経営への関心が急速に高まっています。従業員の心身の健康を守ることが、企業の持続的成長に直結するという認識が広がり、2024年度の健康経営優良法人認定数は前年比で大幅に増加しました。こうした企業の健康経営を専門的にサポートしているのが、さんぎょうい株式会社です。

今回お話を伺ったさんぎょうい株式会社は、2005年の設立以来20年にわたり、企業とをつなぎ、クライアント企業の産業保健体制の構築を積極的に支援するサービスを提供してきました。同社では「HEROZ ASK」を活用し、専門性の高い業務の効率化を実現しています。

マーケティング・コンテンツ部の八坂様、メンタルヘルス・ソリューション事業室の太田様に、「HEROZ ASK」の具体的な活用方法と成果について詳しくお聞きしました。

業務効率を上げる法人向け生成AI SaaSなら「HEROZ ASK」

 

さんぎょうい株式会社とは?

八坂様:さんぎょうい株式会社は、2005年の設立から20年目を迎えますが、数多くの企業と産業医を支援して参りました。働きがいの向上が企業に持続的な成長をもたらすと考えており、100社100通りの未来に向かって伴走し、企業の活力の最大化に貢献することを目指しています。単に産業医を紹介するのみに留まらず、企業ごとの業種、規模、考え方を尊重し、企業と産業医の双方へのサポートを通し、お客様にとっての最適な産業保健体制の構築を支援しています。

1.「HEROZ ASK」の導入背景

会社指定のAIツールと併用するうえで「モデルの豊富さ」と「使いやすさ」が決め手に

八坂様:社内の生成AI利用においては、会社指定のAIツールに利用を限定するのが基本ルールですが、対応しづらい業務もあると感じていました。そういった状況のなかで「HEROZ ASK」を使う機会があり、使いやすさや、ChatGPTだけではなく、Gemini、Claudeなどの豊富な生成AIモデルのなかから簡単に切り替えができるところが他社の法人用生成AIにはない強みだと感じ、試験的な導入を推進しました。

太田様:私も以前は他の生成AIツールを使っていたのですが、生成AIを使い始めたばかりだったこともあり、「しっくりくる回答が得られない」経験をしたことがありました。「HEROZ ASK」ではモデルを切り替えて回答を比較できるところが使いやすいと感じています。

さんぎょうい 太田様(左)八坂様(右)

太田様(左)八坂様(右)

 

個人情報を扱う企業として「安全に生成AIを使える」セキュリティは重要

八坂様:当社では健診データなどの個人情報を取り扱っているので、生成AIの導入や利用にはとても慎重でした。経営層に説明する際も、「HEROZ ASK」のセキュリティがしっかりしていることが大きなポイントになりました。

試験導入のため、いま「HEROZ ASK」を利用しているのは私たちだけです。しかし、個人情報を取り扱うことの多い、社内の保健師・看護師といった医療スタッフも「HEROZ ASK」の「安全に生成AIを使える」という点にはとても興味を示しています。

 

「HEROZ ASK」なら、ChatGPTもGeminiもClaudeも900円から使える

 

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2.「HEROZ ASK」活用の具体例

(1)「法令・通達の更新情報チェック業務」が数時間から数分に短縮

八坂様:一番効果を実感しているのが、厚生労働省の法令・通達の更新情報のチェック業務です。私たちは産業保健サービスを提供する企業として、常に最新の法令・制度情報を把握している必要があるため、これは重要な業務です。60~70あるテーマごとの更新情報を人の手で集めるのはとても大変で、「HEROZ ASK」導入前には、この作業に数時間かかっていました。

しかし、今では最新の更新情報を対象サイトから抽出し、実施の手順やアウトプットのイメージも全部「HEROZ ASK」のプロンプトに入れて実行しています。これで、多数のテーマごとに更新情報のサマリーや内容、エビデンスとなる情報も整理されるため、この作業は数分で終わるようになりました。

(2)eラーニング動画の目次作成で作業時間が3分の1に

八坂様:当社では、企業向けのeラーニング動画サービスも提供しています。これをWebサイトに載せる際に、動画に使われている資料の目次をHTMLで作成する作業があるのですが、ひとつひとつ書き直していたため、とても面倒でした。この作業も、「HEROZ ASK」に資料の目次を入れると、ボタンひとつで整形されたHTMLコードが出てくるようになりました。あとはこれをWebサイトの編集画面に貼り付けるだけで作業が完了します。

資料のテンプレート化を徹底して、「HEROZ ASK」にコピーして入力すべき箇所を決めるなど、生成AIを使う前の段階から業務をルール化して、作業時間としては、3分の1くらいになったと思います。

(3)研修資料のカスタマイズで専門知識を分かりやすく

太田様:企業様に研修を行う上で、事前に「〇〇について扱ってほしい」とリクエストを受けるときがあります。そういった場合には研修資料をカスタマイズする必要があるのですが、企業様がリクエストしている内容を資料のどの部分に入れるべきか、流れが自然になるような構成を「HEROZ ASK」を使って考えています。

構成のほかにも、専門用語などが多くわかりづらい表現を、一般的な分かりやすい表現にしたいときに壁打ちとして使っています。理論的な部分だけではなく、「受け入れられやすい、暖かみのある表現をするには?」「資料を読みやすくする色味は?」なども相談できるのが良いですね。

さんぎょうい 太田様

太田様

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3.「HEROZ ASK」を利用するうえで気をつけていること

曖昧なプロンプトを避け、作業を分割する

八坂様:生成AIで業務を行う上では、一回の指示で作業を終わらせようとするのは難しいと考えています。「まずはこれを生成させる、次にこれ」と作業を分割して考えることが大切だと思います。

また、作業にあったモデルを選んだり、曖昧なプロンプトを与えずに作業の分割を意識したプロンプトを作るのも大切なことです。

データ形式のルール化で効率的な運用を実現

八坂様:データの形式は、しっかりとルール化しています。これは「HEROZ ASK」の利用に限らず、DXのすべてにおいて重要なことだと思います。

一番初めの設計をしっかりして、「HEROZ ASK」を使ってルーティン化するところまで考えて業務効率化していきたいですね。

さんぎょうい 八坂様

八坂様

4.今後の展望

八坂様:今は私と太田で「HEROZ ASK」を利用し、社内全体や部署ごとにどのような使い方ができるかを考えている段階です。社内全体で使うなら、就業規則や各種規定を聞いてすぐ引き出せるような使い方をしたいと考えています。また、資料を作る立場としては、画像出力機能にも期待しています。イラストや挿絵、図の色合いを直したいときなど、簡単な画像編集ができるようになると、さらに効率化が進むと思います。

太田様:PowerPointへの出力機能にも期待しています。現時点で、「こういう色味の方がどの層にも伝わりやすい」というところまでアドバイスしてくれるので、出力時にそこまで反映できるようになると嬉しいですね。

編集部より:素晴らしい業務効率化の詳細をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。PowerPointへの出力は開発を進めておりますので、進捗がありましたら、またご共有させていただきます。

5.まとめ

さんぎょうい株式会社様では、資料フォーマットのテンプレート化やデータ形式のルール化の徹底で、「HEROZ ASK」の力を大きく引き出し、業務効率化をされていました。
 
生成AIを活用したいけれど、自信がない、どんなことに使えるか分からない、とお悩みの企業様は、ぜひ一度「HEROZ ASK」のデモをご覧ください。その場でのご相談も受け付けております。

企業名:さんぎょうい株式会社

会社サイト:https://www.sangyoui.co.jp/